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2006年9月25日 (月)

ミュシャ 「SALAH」

メニュー 「SALAB 」 byミュシャ 「SALAH 」 と書かれたレストランでのサラ・ベルナールの50歳を祝うパーティのメニュー(1896年)です。この年は、サラ・ベルナールを中心に、「ジョブ 1896」などを手がけています。

しばらくは、アールヌーヴォーの世界を独り占め。商業以外の専門分野でも力を注ぎ、装飾資料集室内装飾と家具の下絵など教本を出版しています。

また「ラ・ナチューレ」という半身像には魅了されます。1899年から、何体がつくってます。

その数年後に、スメタナの交響詩『我が祖国』を聴いて、民族的叙事詩の制作にかかります。それが「スラヴ叙事詩」です。

地位、名声ではなく、祖国のために貢献した晩年です。Saiさんの記事を読み、カトリックとプロテスタントに違いが理解できました。たしか、つい最近ローマ法王が、別件で謝罪していましたが、近年までスラヴ叙事詩が続いていたんですね・・・。

もちろん、ミュシャの生涯を知るだけでも感動しますが、それだけじゃない。スラヴという歴史を知ることによって、個人ではない考え方を知ることができますよ。

追記
2006/09/25 の投稿者さま ありがとうございました。
下線の部分は、匿名の投稿者さまからの情報で、修正させていただきました。まら、「SALAH 」 を「SALAHB」になっておりました。ご親切に感謝いたしますことと、返信が遅れましたことを、投稿者さまにお詫び申し上げます。

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2006年9月15日 (金)

山名文夫さん 資生堂 モダンカラー

山名文夫さん 資生堂 モダンカラー粉白粉(1932)Blog Art de Vivre の KAFKAさんが、1930年代頃の、ラリックがデザインした香水瓶「ウォルト」を紹介していました。どちらも「中身」がそのまま。よく立ち寄らせていただくアンティーク屋さんに、探しにいったところ、資生堂の「禅」という練り香水はありました。

そこに、1932年、山名文夫さんがデザインした「粉白粉」が。数年前に レ プードリエ オン ドゥ セットで、レプリカが販売されていました。こちらの一品ですが、オリジナルのようです。売らないそうです。(値段がついても買えませんが。)

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2006年9月 7日 (木)

大正ロマン の 画家たち

Yumeji竹久夢二、伊東深水、鏑木清方高畠華宵島成園木谷千種池田蕉園 、中原淳一、蕗谷虹児、橘小夢、松本かつぢなどの作品群。 おとといの16:00で終了した「竹久夢二と大正ロマン画家たち」の展覧会です。

柳眉、柳腰、みどりの黒髪の大正女性、モガたち。

1~2時間程度でいいかしら、なんて思っていましたら、なんとかなりの作品数で、余裕を持って鑑賞するべきだったと反省。

夢二の絵は、伊東深水、鏑木清方に比べ、「画家の描いた絵画」としてみたことはありません。そして描く女性達が美しいとも。

印象が変化したのは、KAFKAさんの記事の『DECO 夢二』からローダーコレクションの「花見」、婦人グラフの「雪の風」、『世界でいちばん美しい詩 林古渓 「浜辺の歌』の「雪の日」、そして「浜辺の歌」の楽譜初版表紙。しかも「浜辺の歌」は、夢二の「平戸懐古」をそえて 、ライアーと共に歌う木村 弓さん、正統派の波多野 睦美さん、黒人哀歌のようなジャズで聴く畠山美由紀さんらの試聴つきです。

そして、生理的に夢二を受け付けないというSaiさんが、「絵入歌集」口絵から、「画伯の道もあったのでは・・・」と書き添えています。さらに変身抄から「立田姫」!これは美しいと思いました。

つまり、色使いと構図だったんですね、夢二の秘密は。

Aoyagi大正浪漫といえば、はじめて知った小村雪岱。この絵は「青柳」です。クリックして大きな画像でご覧ください。

お傳地獄」の刺青のシーンなどが「変身抄」にあるある!これは、風姿清楚でモダンな日本の美と評される雪岱とは、ちょっと雰囲気が違います。

変身抄からは、いろんな解説や雪岱の絵画を扱っているHPにリンクされていますので、とても参考になりました。予備知識がなければ、好きになっていなかったかも。

さて、夢二とくれば、中原淳一の美もすごいですよね。

中原淳一きもの読本おしゃれの絵本―中原淳一ファッションブック中原淳一 美しく生きる言葉あなたがもっと美しくなるために中原淳一 美しくなるための心がけ50中原淳一の幸せな食卓―昭和を彩る料理と歳時記 、啄木かるたなどなど、たくさんの「女性の本棚」があります。

ちなみに、中原淳一ブラウスなるものが、¥30,000弱でありますが、プリントTシャツのような代物ではありません。楚々とした、しっかりしたデザイン。リンク先「中原淳一」にありますからネ。

雑誌『それいゆ』を創刊し、「生活を豊かにする方法」を、絵、挿絵、文章から覗えます。

中原淳一の世界 図録 あの美輪明宏さんも絶賛される中原淳一。

すぐれた詩人で文筆家の中原氏は、「おしゃれで美しい女性が増えるように」という願いがあったのですね。それは「戦後」の貧しい庶民のためだったのかなと思うようになりました。

マナー、礼儀、洋服や浴衣の型紙、料理のレシピ、スタイルブック、インテリアから、教養というものを日本女性に持ってほしかったのですね。

それで、今回の神戸在住の中右 瑛氏のコレクションですが、浮世絵収集家としても有名です。夢二をはじめ、美術関連書の著作も多くあります。また、鉄人28号の横山光輝氏とは同級で、手塚先生に会いに行ったこともあるそうです。

所蔵する膨大なコレクションには、東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重の作品もあり、「竹久夢二と大正ロマン画家たち」も二百数十点にも及び、コレクションの作家達のトピックで紹介しました。

ちなみに、橘小夢は、とても官能的というか耽美的な絵画の印象が強く、「タカラジェンヌ」は新鮮でした。

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