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2007年3月 9日 (金)

マドモアゼル ジュリー・マネ

本を持つジュリー・マネ ベルト・モリゾ Portrait_of_julie_manet_holding_a_book本を持つジュリー・マネ 
ベルト・モリゾ 1889年 個人所蔵

モリゾと巨匠マネの弟、ウジェーヌ・マネの娘、ジュリーの肖像画です。モリゾは随分と描いていますが、下記から数点ご覧いただけます。

 Voci di artiste

ベルト・モリゾもウジェーヌ・マネも、ジュリーが成人する前に亡くなっています。マラルメとルノワールがジュリーの後見人となり、ジュリー自身も、のちに作品を残しています。

そのルノワールが、1887年にジェリーの肖像画を描きました。

「ジュリー・マネ (猫を抱く子ども )」 1887年 画像をクリックしていただくと、300×359ほどのサイズになります。

「ジュリー・マネ (猫を抱く子ども )」 1887年
ピエール=オーギュスト・ルノワール
オルセー美術館所蔵

8歳の頃のジュリーです。ルノワールは、ジュリー、ジュリーとモリゾなど、習作も含め、よく描いていたようです。

何にも不安も感じさせない可憐な幼少時代ですが、思春期を境に、なんとなくジュリーの肖像画から、不安定な情緒も感じるようになりました。

14歳頃に父親が亡くなり、16才で、母親のモリゾも他界します。そのモリゾが他界する前の年に、ルノワールはジュリーの肖像画を描きます。モリゾもこの年に、ジュリーの肖像画を残しています。

ジュリー・マネ 1894年 部分

ルノワール

ジュリー・マネ 1894
ベルト・モリゾと娘のジュリー 1894


ベルト・モリゾ


ゴーリーの芸術家の娘 ジェリー・マネ 1886年
ジュリー・マネとペルーシェ 1890年
ジュリー・マネとグレー・ハウンド犬 レアーティーズ  1893年
夢みるジュリー 1894年庭のウジェーヌ・マネとその娘

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後見人となったルノワール、マラルメ、そしてドガ、モネなどに囲まれて育ったマドモアゼル ジュリー・マネの日記があります。

印象派の人びと―ジュリー・マネの日記
GROWING UP WITH THE IMPRESSIONISTS : The Diary of Julie Manet〈Boland Roberts, Rosalind de;Roberts, Jane〉
ISBN:9784120019661 (4120019667) 中央公論社 (1990-09-20出版)

紀伊國屋書店 印象派の人びと―ジュリー・マネの日記
1893(ヴァルヴァンのマラルメ家訪問;ベルト・モルゾ、娘を描く ほか)
1894(モリゾとブリュッセルへの旅行;リーブル・エステティックでの展覧会 ほか)
1895(モリゾの死;ルノワール一家とブルターニュへヴァカンス ほか)
1896(ロシア皇帝ニコライ2世、パリ訪問;素晴らしい花火 ほか)
1897(ルノワールのアトリエで;マリー・バシキルツェフの日記 ほか)
1898(ドレフュス事件つづき;プチ画廊でのモネ展 ほか)
1899(ペルラン・コレクション;ジュリー・マネとエルネスト・ルアールの結婚 ほか)

エミール・ゾラと師弟関係でもあった詩人マラルメ
マラメルの「火曜会」(
「水曜日夕べの会」との記述もあり)に集まった 印象派、ポスト印象派

エドガー・ドガ
踊り子の裏舞台

クロード・モネ
睡蓮
モネの庭
印象・日の出

エドゥアール・マネ
ナナ
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ラ・ジャポネーズ La Japonaise
オランピア Yves Saint-Laurent Rive Gauche

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セザンヌ オランピア
セザンヌ ロココの花瓶
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モーリス・ドニ
「セザンヌ礼賛」モーリス・ドニ

ポール・ゴーギャン
ゴッホを描いた画家たち

オディロン・ルドン
オディロン・ルドン
ルドンの装飾美 そして神話画パンドラ
オディロン・ルドン 作 「ポール・ゴーギャン」
ルドンのオルフェウス モローのオルフェウス
ルドン 「オフィーリア」 Odilon Redon,Ophelia
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何の印象もないBlog ルドン ガラテア 作品「キュクロプス」

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受信: 2007年3月12日 (月) 00時48分

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